あなたのお子様は正しく歩けますか?
本来「歩く」とは、移動するための手段なので、歩くこと自体には正しさなどありません。
目的地まで移動ができればそれで良いわけですから。
ですので、歩く特徴や姿は千差万別になります。
ただ、幼少期の子供達は、
身体の連動が少しずれていたり、
四肢の稼働に制限があったり、
腕の肘から先の部分だけを使い、肩甲骨を使えていなかったりと、
非常にバランスが悪い状態で歩いてます。
移動するだけなら何も問題はありませんが、スポーツとなると話は変わってくるのです。
サッカーは正しく歩くことから始めよう
スポーツをする上では、上記にあげた特徴は全て、成長を妨げる要因となります。
では、正確に歩くとはどういうことでしょうか。
①四肢が連動している動く
②タイミングがしっかりととれている
③バランスよく歩ける
④肩甲骨がしっかりと稼働している
などの状態です。
要するに正しく歩くとは、
身体を思うように動かすことができて、タイミングをしっかりと取って歩ける状態を意味します。
良いスポーツ選手になるためには、思い通りに身体が動かせることが大前提となります。
そしてサッカーの上達に、「正しく歩けること」は深く関与するのです。
いくら装飾しても雑味は取れない
ほとんどの子供達は、身体に制限がかかった状態でサッカーをスタートします。
子供たちはダイヤの原石と同じです。本来は、綺麗に輝くまで研磨してから、装飾を施すべきですが、一般的なサッカー指導では、研磨せずに装飾をしてしまってます。これは雑味だらけで美しくないのです。テクニックなどは、この装飾に当たります。まずは、輝くまで研磨を徹底する事が必要です。
— サワダカズタカ (@makeplay_fun) December 9, 2018
上記で説明した雑味とは、思うように身体が動かせない状態のことを指します。
そのような状態でどんなに技術を詰め込んでも、
年齢が上がるごとに雑味が顕在化してボロが出てきます。
ジュニア世代でまず行うことは、
身体全体を使って思い通りに身体を動かし、さらにしっかりとタイミングを取れることです。
それが研磨することにあたります。
正しく歩くこと
まずは、まっすぐに歩く動作からスタートさせます。
上記で挙げた留意点を踏まえて、正しい歩き方を習得します。
正しい歩き方が固まってくると、次はタイミングを取る練習をします。
ここでは電子メトロノームを使用し、だいたい100~110くらいのリズムで
正確にタイミングをとって歩けるようにしていきます。
そこで、正しい動作で、さらにタイミングを取って歩けるようにします。
その後は、ステップアップで条件を付け加えて、動作のバリエーションを増やしていきます。
そして、サッカーで必要となる動作を少しずつ叩き込みます。
テンポに関して
テンポは早くとも遅くとも、どちらに対しても正確な動作でタイミングを合わせれるようにしなくてはいけません。
得意なテンポ、苦手なテンポがあってはダメです。
なぜなら、サッカーとは状況に合わせてプレーするからです。
色々なタイミングで、動作を取れる訓練をしなくてはいけません。
タイミングとは
タイミングを取る訓練は、簡単に言うと運動神経を向上させることを意味します。
運動神経が良い子供とは、身体を思うように動かすことが出来て、さらに正確にタイミングを取れる子供のことを言います。
今回お話した「正確に歩く」とは、運動神経を向上させ、さらにサッカー上達にも深く関係するのです。
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