世間の常識と我々の常識
サッカーの指導にまつわる常識は「誤解だらけ」と言わざるを得ません。
世間の常識とDCMの考えの違いは以下の通りです。
世間の常識① 才能のない子は成長しない
我々の考え① 才能こそ底上げすべき能力世間の常識② 低学年はサッカーを楽しませる
我々の考え② 低学年までにサッカー選手としての「下地」を完璧に整える世間の常識③ 幼少時代の「技術の習得」が大成の鍵である
我々の考え③ 凡庸になる最大の要因は、幼少期の技術練習にある世間の常識④ 「サッカーを好きになる」ことが上達への近道である
我々の考え④ 上達こそが「サッカーを好きになる」近道である世間の常識⑤ ボールを両足で扱えるようにする
我々の考え⑤ ボールを片足だけで扱う事を徹底する
誤解
これらの5つの違いは、すべて「技術指導」に対する考えの差からきます。
多くの指導者、あるいは親御さまが、子供の伸び悩みを「技術の習得」でカバーしようとされますが、
我々に言わせると、そこに大きな誤解があります。
未就学児への「技術」や「テクニック」の指導はむしろ「害」になるケースの方が圧倒的に多いのです。
普通の子供を優れた選手に育てたいのであれば、幼いうちに子供の才能自体を底上げする
以外に選択肢はありません。
「リズムステップaxisトレーニング™️」とは、子供の才能を最大限に底上げするために開発された、
リズムを使ったサッカー上達のためのトレーニング方法です。
DCM成長の輪
以下の図はサッカーにおける、子供の成長過程を記した「DCM成長の輪」です。
この輪の外側から内側に向かう流れが指導の「正しい順序」だと思っていませんか?
つまり、「楽しませる」ことに始まり、「技術を習得させる」という流れです。
これは一般的なサッカーの指導スタイルでもあるのですが、これが本当に正しい順序なのでしょうか。
本来あるべき指導の流れ
なぜ、同じ環境下(チームや練習内容)で、上手くなる子と、そうでない子が出てくるのでしょう。
みなさん薄々お気づきだとは思いますが、
子供にもともと備わっている「才能」が、成長に大きく関与するからです。
ならば、本来あるべき指導とは、内側から外側に向かうのが「正しい指導順序」ではないでしょうか。
しかし、なぜ従来のように外側から内側に向かうのでしょうか。
答えははっきりしています。
それは、「楽しさ」や「技術」は簡単に指導できるのに対し、「才能」は曖昧(あいまい)でつかみどころのないため、手が出せずにいるからです。
しかし、本当の成長とは、「曖昧(あいまい)なものから明確なものへ」と向かうのが本来あるべき姿です。
従来の指導では、指導の流れを応用から基礎に逆流させるのと同じです。
多くの子供が伸び悩む原因がここにあります。
才能とは
DCMの指導スタイルは、「子供の才能を底上げする」点に着眼したものになりますが、
我々の重視する「才能」とは何か。
それが、「タイミングを取る能力」です。
実際、サッカーはタイミングが取れれば簡単に上手くなります。
運動神経とは何か?タイミングを取る事です。
センスとは何か。これもタイミングと深く関わりがあります。
一流選手はタイミングのとり方がとても上手で、そこに身体がきちんと連動しています。
本当の意味で上達を目指すのであれば、ここからスタートしなければなりません。
ただ、ほとんどの子供たちがタイミングをとる能力を欠如させたまま、
技術ばかりを磨いているのが現状です。
取り返しがつかなくなるまで、「ボタンの掛け違い」を続けているわけです。
サッカーがなかなか上手くならず、辛くてやめてしまう子供たちなどは、
センスや運動神経に問題があるのではありません。
タイミングを取る力を身につけないまま、効果のない練習を続けているからです。
残酷な話ですが、将来の可能性はそこで潰されます。
タイミングを取るために必要な3つの要素
サッカーの肝になるタイミングには、以下の3つの能力が必要です。
①予測力
②多軸の動き
③動ける体(上半身、下半身の連動)
いわゆる天才とは、これらの3つの能力をナチュラルに持つ子供に他なりません。
逆に言えば、サッカーを最短距離で上達させるには、上記の3つの能力による
「才能」を与え、「天才」にしてしまえばいいわけです。
少し飛躍しましたが、つまり、「天才の構造」を紐解き、「才能を底上げする方法」を見つけたわけです。
そこが、一般の指導方法との絶対的な違いです。
タイミング力を養う方法
では、我々はどのようにして子供の「タイミングをとる力」を伸ばしているのか。
いよいよ核心です。我々が利用しているのは、「リズム」です。
一定のリズムに、ある動作を合わせていく練習を重ねることで、「タイミングをとる能力」を伸ばしているのです。
冒頭で説明した、「リズムステップaxisトレーニング™️」により、幼少期の子供達の才能を底上げしていきます。
ここで全てを説明することは出来ないので、詳しく知りたい方は無料Ebookをダウンロードしてください。
直営スクール「アカデミークラス」のカリキュラム
我々は、小学3年生までにサッカー選手としての下地を完成させることができると確信しています。
現在、この理念のもと「DCMアカデミークラス」という、幼少期からの徹底した育成クラスを設けて活動しています。
幼少期の練習を「才能の底上げ」に特化することで、一流選手の育成プロセスを最短距離で進みます。
4〜5才は、身体全体でタイミングを取るための練習を徹底します。
6〜7才は、狭い空間の中でタイミングを取る訓練を行います。
8〜9才では、「実際のプレー」の中でタイミングを取る訓練を積みます。
それ以降は、それをどんどん洗練させていきます。
これがDCMのカリキュラムのアウトラインです。