ライフ

子供との良好な関係の築き方

親であれ、指導者であれ、子供との接し方で悩んでいる方はたくさんいると思います。
今回は少し子供との関係構築に関してお話をします。

子供との良好な関係を築くための一番の方法は、
子供があなたに関心を持つことです。

では、どのようにして子供に関心を持ってもらうのか?
それは、まずあなたが子供に関心を持つことです。

親や指導者というのは、教える立場にあります。
確かに、経験や知識は圧倒的にまさってるかもしれません。

しかし、そういう武器を振りかざしたところで、子供から関心は得る事はありません。
子供は、関心を持ってもらってると認識して、初めてこちら側に関心を持ちます。

距離をとって観察する

子供との関係を構築していく上での最初のステップは、まずは観察することです。
子供にはそれぞれ違った特徴や関心ごとがあります。それらを把握するために、最初は少し距離をとって特徴を観察をしましょう。

間違っても、子供たちの特徴を把握する前から、一方的に踏み込み過ぎたらダメです。
人見知りな子、オープンな子、様子を伺っている子などなど、様々なタイプの子供達がいます。

最初は距離を取り、それぞれにあった接し方を見極めます。

関心を示していく

ある程度観察ができれば、少しずつ関心を示していきましょう。
関心の示し方は以下になります。

①観察して気づいた事を上手く伝える

②質問形式で問う

①観察して気づいた事を上手く伝える

以前に、初めて指導する子供で、リフティングをしている際に左手が「チョキ」になる特徴の子供がいました。

右手はパーだったので、「一人じゃんけん」してるのかと聞くと、
その子供は、初めて自分の左手がチョキになってると気づき微笑みました。

観察して、気づいた点を伝えることで、私は暗に「あなたに関心がある」と相手に伝えたのです。
その後はまた距離を取り、観察を続けます。

この子供は、なんとなく嬉しい気分になるでしょう。
なぜなら、無意識下で自分に関心を持ってくれてると思うからです。

ここで、この子供の「チョキ」に対して、バカにしたり、分析したり、矯正することは、子供の関心を得ることに繋がりません。

なぜなら、それは一方的な指導、または評価に当たるからです。

指導することと、関係を構築することは別問題です。

②質問する

観察して何もきっかけがなければ、私はよく「好きな科目」や、「何をしている時が一番楽しい」などの質問から、子供達の関心ごとを探っていきます。

自分の好きなことを話す時は、とても楽しそうにします。
色々話す中で、関心ごとがわかれば、質問や同意などを駆使して話を広げていきましょう。

そして、子供達の関心ごとを共有することで、「私はあなたに関心がある」と案に伝えます。

ある程度コミュニケーションが取れれば、そこでまた距離を取りましょう。

中には、どれだけ探っても関心ごとが見つからない子もいます。
こういう子供達は、もしかして日常で抑圧されすぎて、自分の関心ごとを理解していない場合があります。

こういう子供たちでも、口では「〜〜が好きだ」と言いますが、自分の本当の関心ごとを理解していないことがよくあります。子供は嘘をついてる訳ではないですが、本当のことを言わないことは往々にしてあります。

どのように判別するかは、表情や反応を観察する以外ないです。

こういった子供達に、サッカーを上達してもらうには、まずは心を解放することが必要になります。

本当に自らの意思でサッカーをしたいと思わせるには、サッカーの指導ではなく、関係構築を中心に徹底していきます。

すべきではない事

以下は、子供に対して短絡的にしてしまう間違った態度です。

①迎合すること

②高圧的な態度

双方は相反する行為に見えますが、関心ごとが子供にないという点で同じです。
どちらも自分を守る行為になります。これらは、自分自身に関心があるということを意味します。

①迎合する

子供に媚びるということです。
子供を楽しませるというのもここに入ります。

子供からは、「おもちゃ」と同様の関心は持ってもらえますが、
本当の関係を気づくことはできません。

これらは以下のようなマインドがベースにあります。

・子供が何か恐ろしい力を持っているかのように錯覚する。
・仕事としてのサービス、またはコントロールしなければ仕事にならない。
・そのように振舞わなければいけないという大衆心理から
・可愛い存在。怖い存在だから。

いずれにせよ、迎合することは関心を示している事にはなりません。

②高圧的な態度

迎合することの反対です。
親や指導者という立場を意識した行動です。

あとは、自身が今まで、親や指導者に受けていた態度をそのまま無意識でしてしまうというのもあります。

いずれにせよ表向きはどうであれ、深層では子供をコントロールするべき対象とみなしています。

先ほどの①で述べた行為と、この②で述べた行為は表裏一体です。

楽しませる

場が収集しなくなり高圧的な態度で収める

また楽しませる

このように、楽しませたあと、場を収集できなくなるため、高圧的な態度で鎮圧するというループになります。

しかしこれらは、関心ごとを子供に置いていないために招き入れた状況です。
こうなれば、本当の関係を気づくことは難しくなります。

大きな関心を示す

少しずつ関心を示すうちに、向こうから関心を持って懐に入って来る時がやって来ます。
その時が、こちらの関心事を大いに示す時です。

そして、その後は子供達に以下のように思ってもらうような行動を取ります。

この人は私を変化させてくれる

この人は私の問題を解決してくれる

そして、上記の過程を踏んでいくことで、関心を信頼に変えていきます。

子供はあなたが思った通りになる

子供に対して、「この子は●●だ」と決めつけちゃダメです。

ポジティブな決めつけは良いとして、ネガティブな決めつけはよろしくないです。
例えば、「〜できない」という言葉は、あなたができないと思っているだけで、子供とは無関係です。

しかし、指導者や親がそういう思考で子供達に接することで、本当にその子供は出来ないようになります。
どのような子供でも、絶対に出来るようになると信じて接する事で、道は開けて行きます。

固めすぎない

子供の顔色を見てると様々です。
与えられすぎたり、拘束されすぎている子供の顔は仮面をかぶったように表情が雲ってます。

子供の安全や将来を考えて、親や大人が子供を固めてしまうのです。
これは、子供のことを思っているのではなく、親が自分自身の事を考えての行動なのです。

拘束されすぎる子供は、将来どうなるのか。
親を恨むことも少なくはないです。

人間が本来身につけるべき危機管理能力や、様々な体験を、親が保護しすぎる事で奪ってしまうのです。

大人や教育者はたくさん与えようとしすぎますが、バランスを大事にして欲しいです。
本来、子供が心から喜びを見いだすのは、本人が心から欲した時だけです。

親や教育者の本来の姿は、GIVEするのではなくTAKEする事だと信じてます。
与えるのではなく引き出すのです。

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