運動能力

【自宅でも出来る】幼少期の遊びが子供の運動能力を向上させる

子供それぞれが持つ運動能力とは、生まれつきによるものが大きいですが、運動が苦手なお子さんでもそれなりに運動能力を向上させる事はできます。

運動能力とは簡単にいうと、思い通りに身体が動かせるかどうかといことです。

子供の頃に、様々な遊びを経験した子供は、多様な動きと認知機能が発達するため、思い通りに身体を動かせる傾向にあります。

ですので、子供の頃にたくさんの遊びをさせることが、運動能力を向上させるためにとても大事になります。

幼少期の遊びが子供の運動能力を向上させる

運動能力をあげるメリット

幼少期に運動能力を高めるメリットはあります。それは、スポーツ系の習い事をスタートした時に、チャレンジ出来る環境を得れることにあります。

これはどういうことかというと、比較的に運動能力の高い子供は、他の子供達よりも技術の習得が早まるので、相対的に実力がつくのも早まります。

そうなると、チーム内ではレギュラーになり、チーム外でも勝利できたりと、たくさんの経験を積むことが出来て、さらに実力に磨きがかかっていきます。

こうなることで、自己肯定感がどんどん高まり、さらにチャレンジをしていく好循環に入っていきます。

運動能力(高)→技術習得が早い→相対的に実力が高まる→自己肯定感(高)→チャレンジする→さらに実力がついていく

このような子供は、困難にチャレンジするメンタリティが生まれ、成功体験を得ることで自己肯定感を獲得していきます。

これとは逆に、運動能力が低めな子供達は技術習得が遅れるため、相対的に周りとの実力差が出はじめ、チーム内ではベンチメンバーになることで、経験を積むことができなくなり、さらにレギュラーとの差がどんどん広がっていきます。

こうなることで自己肯定感が低まり、チャレンジすることから遠ざかっていきます。

運動能力(低)→技術習得が遅い→相対的に実力が低い→自己肯定感(低)→チャレンジしない→実力が上がらない

このような子供は、困難にチャレンジすることを怖がるため、成功体験を得ることが出来ず、自己肯定感を失っていきます。

このように、子供のスポーツの世界では、チャレンジする機会の不平等が起こるため、実力差がどんどん広がっていくのです。そしてそれは、子供それぞれが持つ運動能力の差で決まってしまうのです。

このような構図がある以上は、幼少期に出来るだけ運動能力を上げておくことがとても大事です。

運動能力とは土台である

以下は、スポーツ習得のピラミッドです。運動能力とは、スポーツ習得における全ての土台になります。底辺が大きくなれば、上に乗っているピラミッドも大きくなります。

ですので、運動能力の低い子供は底辺が小さいことを意味するので、スポーツにおける基礎の習得も難しいということになります。

運動の苦手な子供に、いくらスポーツさせてもなかなか上達しないのは、こういうピラミッドの原理があるからです。ですので、スポーツとは別で運動能力を高める必要があるのです。

運動能力の要素

幼少期の運動能力を向上させる要素は以下の4点です。

・身体全体を上手に使える
・バランス感覚がある
・タイミングが取れる
・感情的・創造的感覚を身についている

幼少期で、上記の全ての効果を一番高める遊びは木登りだと思います。

木登りは、身体全体を使った遊びであること、バランス感覚が必要なこと、あと、危険な遊びは子供達の幸福、満足、発達に有用な役割を果たすため、感情的・創造的感覚を身につけることができるからです。

しかし、木登りはやはり危険が伴うのと、そのような環境が周りになかなか無いということで、自宅でもできて、運動能力が高まる簡単な遊びを紹介します。

棒ぶら下がり

お父さんが棒をもち、そこに子供がぶら下がります。
少し揺すったり、棒を斜めにしたりして、どれだけぶら下がっていられるかを楽しみます。

第2段階は、しばらくぶら下がった状態から、お父さんの身体をよじ登っていきます。お父さんが木の代わりとなります。登りやすくするために、最初はお父さんの膝を曲げてあげたりしましょう。

背中で歩く

仰向けになり、足は折り曲げて、手は胸の位置に置き、背中だけでウネウネと歩いていきます。

肩甲骨とお尻を上手に使って歩いていきましょう。

お尻をついて足を伸ばした状態で歩く

お尻をついて足を伸ばした状態で歩きます。これは、腕の振りにお尻を上手に連動させて、腕の振りだけで歩きます。決して、足やお尻に力を入れて進んではいけません。

以上、ご自宅でできる運動能力を高める簡単な遊びです。

これらの自宅でできる遊びでも、子供達の運動能力を高めることはできるので、積極的に子供達と遊んでください。

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